宿坊日誌
Okami's Blog
- 2025/01/14令和7年 小寒 今朝の宝光社境内内にて 黄金色の朝
- 2025/01/11〜大雪警報解除されました〜奥社冬季期間限定授与所、開所です〜
- 2025/01/08大雪警報中にて
戸隠の神域に佇む
文豪林芙美子が愛した
静寂と安らぎの隠れ家
戸隠神社宝光社の麓で
代々神社の歴史と共に歩み
数々の歴史を紡いできた宿坊です。
文人墨客も愛した歴史ある空間で
日常を離れて静かに過ごされてみませんか。
古来より受け継がれてきた作法と心遣いを大切に
お客様をお迎えします。
また、四季折々の彩豊かな食事は
地元食材を用いて五感を満たし
心身へ養生をもたらします。
3部屋のみのプライベート空間で
四季折々の戸隠を満喫
全ての客室に、ご神木の名前をつけました。
神道に根差した宿坊を守り続けている私共が
大切にお迎えしたいお客様に
神聖な木々が宿す生命力と静謐な時の中で
お過ごし頂ける空間をご提供したいと考えまております。
全て趣の異なるお部屋で特別なひとときをお過ごし下さい。
林芙美子ゆかりの宿
林芙美子のおもひで
殆ど私は毎年何週間かを
この戸隠山でおくるのですが
地味でいい山だと思います
初夏の戸隠は
躯の芯まで染まってくるような
鮮やかな緑ですし
初秋頃は雲と紅葉を美しいと思います
私はいつも
宝光社の諏訪という房へ泊まります
私はこの山で小説をいつくか書きました
― 林芙美子 私紀行より
お宿諏訪で執筆された
「うず潮」
Uzushio History
小説家・林芙美子さんが「うず潮」の執筆をされたのが、当館「お宿諏訪」です。林芙美子さんは戸隠をとても気に入られ、毎年ここで過ごされていました。林芙美子さんが来られていた当時は、当館の敷地内に離れ屋敷があり、決まってそこで執筆活動をされていました。また、一高(現 東京大学)の学生さんが避暑地で勉強できるようにと「戸隠の諏訪と言う宿に行きなさい」と言って送り出していたようで、その時の様子をうかがえる手紙を現在も保管しております。
そのほか、ご主人からいただいた初版の「うず潮」や、昭和39(1964)年のNHK連続テレビ小説「うず潮」で林芙美子役を演じた女優・林美智子さんからいただいた色紙なども展示しております。旅と芸術を愛し、恋と文学に生命を燃やした林芙美子さん。貧しさや戦争によって運命を翻弄される庶民の哀感を描き続け、47歳で急逝しました。
うず潮が生まれた「お宿諏訪」にぜひ、遊びにお越しください。
林 芙美子(1903年12月31日 - 1951年6月28日)
「うず潮」「放浪記」「浮雲」などの 代表作で知られる小説家・林芙美子。
数多くの作品を残し、中でも「放浪記」は ベストセラーとなる。
ご宿泊プラン
Accommodation Plan